【洋書】ペーパーバック入門 ② ― 中・上級者編

※ 当ブログにはプロモーションが含まれています

洋書

今回の記事は、英語の洋書を読めるようになりたい人のための「ペーパーバック入門(中・上級者編)」です。

TOEIC300点〜600点未満;英検4級〜2級レベルの方は、前回のブログ記事「【洋書】ペーパーバック入門 ① ― 初級者編」をご覧ください。

また、当ブログにおける英語レベルの定義についてはこちらをご確認ください。

ペーパーバック入門 <中級者編>

本記事での英語中級者の定義: TOEIC 600点以上820点未満;英検2級取得済みで英検準1級合格を目指しているレベルの方

このレベルの方でも洋書(原書)を読むのは、個人差はあれど、かなり難しいと感じる方が多いのではないかと思います。

その理由は以下のとおりです。

英語中級者でも洋書(原書)が読めない理由

① 語彙レベルが高い

洋書(原書)は、英語母国語話者(ネイティブスピーカー)を対象にしているので、たとえ9歳〜10歳くらいの子供を読者対象としている児童書であっても、読んでいるとノンネイティブの英語学習者にとっては難単語といえる英単語にバンバン出くわすことになります。

ほんの一例ですが、日本語であれば小さな子どもでも知っているような動植物の名前でも英語では何と言うのか知らないものなんて沢山あるのではないでしょうか?

例えば、そういうことです。

そして、洋書を読んでいると、難単語だけでなく、未知の熟語・句動詞、スラングやネイティブ独特の言い回しも頻繁に出てきます。

つまり、子供を読者対象にしている児童書であっても、洋書(原書)を読み進める為には、ある程度高いレベルの語彙力が要求されるということです。

② 文法力・英文解釈力不足

洋書(原書)は、当然そのほとんどがネイティブスピーカーによって書かれたものであり、ネイティブが書く英文は、1文(1センテンス)が非常に長かったりもします。

児童書などはそれほどではありませんが、大人向けの実用書や専門書などになると、1文の中に接続詞、関係代名詞・関係副詞、不定詞・動名詞などが幾つも盛り込まれていて、その結果として、とても長い文になっていたりします。

従いまして、文法力・英文解釈力が低いと、書かれている英文の内容が全く理解できないということが起こります。

③ 自分の英語レベルに見合わない洋書を選んでいる

上記の2つの理由に密接に関係していますが、洋書(原書)が読めなくて挫折した経験があるという方の場合、その理由は、ほぼこれが原因かと思います。

自分の語彙力・文法力・英文解釈力を遥かに超えた文章レベル(英語レベル)の洋書など読めなくて当たり前ですし、無理して読み続けても、それは苦痛以外のなにものでもありません。

従いまして、現在の自分の英語レベルを客観的に判断して、それに見合ったレベルの洋書を選ぶことが非常に重要です。

また、現時点の自分の英語レベル以上のペーパーバックを読めるようになるためには、読もうとしている洋書のレベルに応じて、それ相当の「ボキャビル(語彙力増強)」・「文法学習」・「英文解釈の勉強」を並行してやる必要があります。

それから、言うまでもないことですが、たとえ日本語訳で読んだとしても、自分にとって全く馴染みのない内容であるとか、日本語でも難解に感じる文章である場合、それが英文となれば、読めないのは当たり前です。

そのようなペーパーバックを手に取ってしまった場合は、その本を読むことは潔く諦めましょう。

英語中級者におすすめの洋書

洋書(原書)に挑戦するのであれば、ノンフィクションより小説などのフィクション(特に童話・児童書)、そして、長編・中編作品より短編作品から読み始めることをおすすめします。

それでも難しいと感じたら、まずは「【洋書】ペーパーバック入門 ① ― 初級者編」でもご紹介している「リトールド版 (retold)」の中から、現在の自分の英語レベルに合ったものを選んで読んでみることをおすすめします。

洋書を読めるようになるために何よりも大事なことは、「洋書を読むことに楽しさを感じられるようになること」です。 

楽しくなれば、こっちのもの。

おのずから洋書を手に取って、読み進めるようになるでしょう。


ペーパーバック入門 <上級者編>

本記事での英語上級者の定義: TOEIC 820点以上;英検準1級以上のレベルの方

以下の内容は、上記の英語レベルにあって、これから洋書を読んでみようという方や、洋書を手に取ってみたけれども読めずに挫折してしまった経験があるといった方々に向けた内容となっています。

英語上級者でも洋書(原書)が読めない理由

これについては、上記の「英語中級者でも洋書(原書)が読めない理由」と同じです。

「語彙レベル」について、もう少し具体的な話をしますと、「【洋書】ペーパーバック入門 ① ― 初級者編」で少し触れた「Island of the Blue Dolphins」という児童文学作品があるのですが、その作中に、“abalone”(鮑(アワビ))という英単語が出てきます。

英語上級者の中にも「この英単語を今まで知らなかった」という人は、結構いらっしゃるのではないかと思います。

なぜ「アワビ」という、日本語なら小学生の子供でも知っているような単語を知らないのかというと、“abalone” という英単語は、日本人英語学習者にとって「有用性が高い英単語」に分類される英単語ではないからです。

それは、大学受験の英語の試験やTOEIC・英検などの英語資格試験に出題される可能性が低い英単語ということにもなります。

その為、このような英単語は、市販の多くの英単語帳の収録語からも除外されます。

因みに、この “abalone” という英単語は、日本人英語学習者にとっては、英検1級出題レベルの単語よりもレベルの高い(=遭遇する頻度が低い)難単語に分類されます。

一方、普段から英字新聞や英語圏の雑誌を読んだりして語彙を増やしている方、洋書の料理本を読んでいる方、海洋生物関連の洋書を読んでいる方などにとっては、“abalone” は、馴染みのある英単語かもしれません。

これは、ほんの一例に過ぎず、たとえ児童文学作品であれ、洋書(原書)を読んでいると、英語の資格試験などでは滅多に出題されることはないけれども、ネイティブスピーカーであれば小さな子供でも当たり前に知っている英単語に、バンバン出くわすことになります。

従いまして、語彙力が高ければ高いほど、洋書が読みやすくなります。

つまり、より速く、より正確に読めるようになるということです。

何れにせよ、ある程度高いレベルの語彙力・文法力・英文解釈力がないと洋書(原書)を一冊読み終えることは難しいです。

実際、私自身も語彙数(語彙力)が 6,000語 〜 7,000語程度だった頃は、比較的読みやすいと言われているペーパーバック小説を一冊読むのにもかなり時間が掛かりましたし、実用書・専門書などに至っては、辞書無しでは、内容があまりよく理解できない上に、1ヶ月掛かっても読み終わらないといった有り様でした。

洋書を読んでいれば、英語上級者であっても知らない単語に普通に出くわすことになりますが、それ故に上述のとおり、語彙力が高くなれば高くなるほど、洋書を読むことの負荷は確実に軽くなっていきます。

英語上級者におすすめの洋書

このレベルの方であれば、基本的には何でも好きなものを読めばよいと思います。

まずは手始めに、ご自身が一番好きなジャンルの本の中から読みたいと思ったペーパーバックを一冊手に取って、とにかく読み始めてみることをおすすめします。

もし、読んでいて、自分には難しすぎて理解ができないとか、内容があまり面白くないと思ったりした場合は、我慢して読み進めることはせず、その本はさっさと閉じて、すぐにほかの面白そうな本を探しましょう。

ご自身が興味のあるジャンル・内容で、語彙レベルの丁度よい本を選びさえすれば、最初は大変でも読み進めることに徐々に慣れていくはずです。

「それでもやはり洋書(原書)は難しい」と感じられるようであれば、まずは「【洋書】ペーパーバック入門 ① ― 初級者編」でもご紹介している「リトールド版 (retold)」の上位グレード(上位レベル)の作品から読み始めてみてください。


まとめ

とにかく洋書を一冊読み切ることができたら、大きな達成感が得られるはずです。

そして、だんだんと洋書を読むことが楽しくなっていきます。

それから、洋書を読み続けていると、自分でも気づかないうちに、英語の語彙力や読解力をはじめ、総合的な英語力が伸びていることを実感する瞬間が何度も訪れます。

また、TOEICなどの英語資格試験のスコアアップに繋がったりするといった副次的なメリットを得られることもあるでしょう。

しかし、何よりも、英語で書かれた小説を読んでハラハラドキドキしたり、感動して涙を流したり、英文の書物から情報・知識・思想などを英語のままダイレクトに得るという体験そのものが、洋書を読むことの一番の醍醐味なのではないかと思います。

Anyway, let’s start reading!


Amazon.co.jp 売れ筋ランキング: 洋書 の中で最も人気のある商品です
Amazon.co.jp 売れ筋ランキング: 洋書 の中で最も人気のある商品です


Constant dripping wears away the stone.
絶えず落ちる水滴は石にさえ穴をあける(雨垂れ石を穿つ)


英単語暗記プログラム「ボキャビルダー (Vocabuilder)」
タイトルとURLをコピーしました