英語ができる人の特徴10選【前編】

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世の中には人並み外れた語学センスがあり、語学の上達・習得が異常に早い、語学の天才と呼べるような人が極々稀に存在するようです。

昔、アメリカ人の友人から、彼の知り合いに、二十歳ほどの年齢で9ヶ国語を話せる語学の達人(更には、その若さで数学の本を出版するような、所謂、天才)がいるという話を聞いたことがあります。

しかし、実際に私が今まで出会った外国語が堪能な人たちは、インターナショナルスクール出身者や幼少期から海外生活が長かった帰国子女を除けば、ほぼ全員が、長い時間を掛けて勉強したり、その言語に触れる機会を増やしたりしてきた人たちでした。

もっとも、本人の語学学習に対する姿勢や努力は当然のこととして、個々人の能力・資質や言語学習の素質、そして、環境も多かれ少なかれ外国語ができるようになる要因となることも、これまた事実です。

今回は、他の人から聞いた話、書籍、インターネット上のサイトやブログなどから得た情報ではなく、私が実際に出会った「英語ができる人たち」の特徴をご紹介したいと思います。

タイトルのとおり、英語ができる人の特徴10選ということで、結構な文章量になってしまったので、【前編】・【中編】・【後編】と3回に分けてご紹介します。

特徴① 名門高校卒や名門大学・大学院卒の人

これは日本人に限ったことではないのですが、私が出会った英語ができる人たちは、どこの国の人であれ、その国で名門と言われる高校や大学・大学院の出身者が多かったです。

こういうことを書くと「あぁ、やっぱり頭の良い人は英語も出来るんだ。じゃぁ、自分はダメなんだ」と思われる人もいるかもしれません。

確かに彼・彼女たちは平均的な人よりも英語ができる人が多いですし、上達も早かったりしますが、そもそも難関高校、難関大学・大学院に進学する過程で、その人たちは大抵、試験科目として英語も猛勉強していますので、既にその時点で、ある程度高いレベルの英語力を身に付けていることが多いでしょう。

それから、日本でもそうですが、他国でも、いわゆる名門校(特に私立の名門校)の場合、英語を含む外国語の学習環境が色々と整っていたりすることが多いようです。

また、出身国に関係なく名門校出身の人たちに実際に接してみると、単に学力が高いということ以上に、勉強の楽しさや学問の面白み、効率・要領の良い勉強法などを身に付けている人が多いので、英語の上達も早いように感じることが多かったです。 更には、そういった名門校の人たちは、在学生の場合、学校の交換留学制度が充実していることも多く、それによって留学して語学を磨く機会も多くなり、また、名門校(出身)の人たちは、個人で留学して語学力を高めようとする人が相対的に多いように思います。

特徴② 英語ができる又は海外在住の家族・親戚がいる人

これも日本人に限ったことではないのですが、英語ができる家族・親戚がいる、または、海外在住の家族・親戚がいる人は、英語ができる人が多い印象です。

自分の親兄弟など身近に英語ができる人がいる家庭環境に育つと、その人自身も自然と英語を学びたいと思うようになったり、特に英語ができる親御さんの場合、子供が幼い頃から英語に慣れ親しむような教育をしていたり、子供の中学校や高校の英語や受験英語についても良いアドバイスが出来たりもするでしょうから、そういった家庭環境で育つと、英語ができるようになることが多いのは、自然なことでしょう。

他にも、例えば、親戚の叔父さんが海外を飛び回っているようなビジネスマンで、幼少の頃から、外国についての面白い話を聞かせてくれるようなことがあったりすると、それは「海外に飛び出すことへの憧れ」や「英語を話せるようになりたいという思い」を持つ大きなきっかけになることでしょう。

それから、兄弟姉妹が留学しているだとか、親戚が国際結婚をして海外に在住している場合なども、外国、そして、外国語を身近に感じるきっかけになるでしょう。

実際、私が留学時代に知り合った留学生たちは、上記の例に近い環境で育った人が結構いました。

また、このような人たちの中には、英語は好きだけれども学校での英語の成績は、それほど良くなかったとか、英語も含めて勉強嫌いで、どちらかといえば偏差値の低い高校や大学出身の人たちもいましたが、家族や親戚など身近な人が英語を話せるとか、海外に在住している場合、本人も自然と英語が話せることや海外生活に憧れて、(主に留学で)海外に飛び出した結果、その後の本人の努力によって英語を習得した人たちも少なからず見てきました。

ついでに言えば、数学や物理学などに比べれば、外国語の習得は「地頭の良さ」や「IQ」による差はかなり小さいのではないかと思います。

特徴③ 留学経験者(特に高校時代や高校卒業後すぐに留学した人)

「留学経験者が英語できるのは当たり前じゃん!」という声が聞こえてきそうですが、ひと括りに留学経験者といっても、その英語力はピンキリです。

留学期間が長く海外の大学を卒業しても大した英語力が身に付かない人もいれば、一年程度の語学留学であっても、かなり高いレベルの英語力を身に付ける人もいます。

また、せっかく留学して英語力を身に付けても、帰国後、英語を使う仕事に就くこともなく、英語を使う機会もなく、英語を学び続けることもしないでいれば、英語力はどんどん落ちていきますし、忘れていきます。

私自身、留学経験がありますが、留学時代の友人・知人でも、日本に帰国後、日常的に英語を使うこともなく、英語学習もしておらず、今では英語が堪能とは言えない人も少なからずいます。(もっとも、本人が今後の人生で英語を使う機会がほとんど無いとか、せいぜい海外旅行する時ぐらいしか英語を使わないのであれば、それはそれでよいのかなと個人的には思っています。)

そういえば、私の以前の職場に留学経験は無いけれども、日系大手企業の駐在員として6年間アメリカで仕事をしていた人がいて、その人の英語力は、ノンネイティブスピーカーとしてはかなり高いレベルでしたが、その人が「アメリカ駐在時代に多くの日本人留学生を見てきたけど、『えっ、留学してこの程度の英語レベルなの???』っていう人が沢山いて、びっくりした」と言っていたことを思い出しました。

結局、本人の英語に向き合う姿勢次第ということですね。

それから、留学生の中でも、高校から英語圏の現地の高校に留学したとか、高校時代に1年間交換留学したような人たちは、高い英語力(特に発音とスピーキングスキル)を身に付けている人が多いです。

大学・大学院からの留学の場合は、各授業・講義とレポートやテストなどを何とかこなして単位を取ればよいだけですが、高校から留学すると学校にいる間、授業以外にもクラスメイトと会話したり、クラブ活動に参加したりと、学校生活全体で強制的にひたすら英語でのコミュニケーションが必要になりますし、大学や大学院は留学生が結構いますが、高校だと留学生は少ないですし、高校生ぐらいだとまだ子供なので、英語が上手く話せない留学生の場合、ちょっとした嫌がらせやイジメに遭うこともあるようです。

実際に高校時代に1年間の交換留学をしていたという人から、イジメや嫌がらせとまではいかないが、何かとちょっかいを出してくる嫌なクラスメイトがいたという話を聞いたことがあります。

高校留学の場合、住居も現地の家庭にホームステイというケースが圧倒的に多いので、現地の人とのコミュニケーション力も含めて英語の会話力は、高校生で留学した人たちの方が、高校卒業後〜社会人留学する人たちよりも高いという印象があります。

実際、日本人に限らず、自国の中学卒業後、すぐに留学して高校3年間、アメリカの高校に通っていた留学生で、アメリカの大学に進学した人たちを見てきましたが、英語力、特にスピーキングスキルの高さと発音の良さでは、成人を過ぎてから留学した人たちより圧倒的に勝っていると感じました。

また、自国の高校卒業と同時に留学した人たちも、大学・大学院卒業後や社会人を経て留学した人たちよりも、スピーキングスキルと発音に関しては、勝っていると思うことが多かったです。

言語におけるクリティカルエイジ(学習限界年齢)は、8歳から13歳と言われていて、その年齢を過ぎると、ネイティブ並の言語能力を身に付けるのは、非常に難しいと言われています。(本人の途方も無い努力と理論的で優れた学習方法によってネイティブに非常に近いレベルにはなれても、完全なバイリンガルになることは、(100%ではないが)ほぼ無理。)

よって、自国の中学卒業後、または、高校卒業後に留学しても、完全なネイティブの英語は身につかないにしても、やはり10代後半、遅くとも20代前半で留学した人の方が、ある程度の年齢に達してから留学した人よりも、スピーキング力や発音の良さは身に付きやすいというのが、もちろん個人差はありますが、色々な留学生を見てきた正直な感想です。

一方で、大学院留学をするような人は、TOEFLなどの入学に必要なテストや英語の資格試験でかなりの高得点が取れても、英語の発音に関しては、あまり良くない人も結構見てきました。


それでは次回に続きます。

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