眠っていた英語脳を目覚めさせる特効薬 ― ネイティブとの会話

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スピーキング

今回は、「ネイティブとの会話についての私の経験談」と「現在の日本の英語学習環境について思うこと」を書きます。

ネイティブとの会話についての私の経験談

今から10年程前に海外留学&海外での仕事から日本に完全帰国し、私は英語を使う機会、特に英語を話す機会がめっきり減ってしまいました。

それから約2年後のある日、高校時代からの親友(以下Aとします)がホームパーティーに呼んでくれました。

そして、そのパーティーには彼の職場でインターンとして働いているアメリカ人の学生さん(以下Bさんとします)も招待されていました。

因みに、ホームパーティー (home party) というのは和製英語で、英語では、ハウスパーティー (house party) と言います。

Bさんは、アメリカの名門大学の経営大学院(ビジネススクール)で、MBA(Master of Business Administration = 経営学修士)の学位取得を目指していました。

私は、初対面の人でも、それが外国の方であっても、人見知りせずにすぐに打ち解けることができるタチで、また、Bさんも非常に親しみやすい人でしたので、色々と楽しくお話をさせていただきました。

アメリカ人、というか誰かと英語で話をするのが、一年以上ぶりだったので、以前のように話せるかどうか少し不安はあったのですが、案外大丈夫でした・・・というか、数時間ずっと英語で、喋り過ぎなくらい、喋り倒しました。

私が割と話好きであると言うこともありますが、Bさんが世間話から、オタク的な趣味の話、アカデミックな話、ビジネス関連の話題まで、何でも幅広く話せる人だったので、会話が弾んだというのも大きかったと思います。

ネイティブでないと分からないような、英単語や英語表現の微妙なニュアンスの違いなどについても色々と質問して、教えていただきました。

これまた、Bさんの英語についての説明が非常に論理的で分かりやすく、そのまま英語講師になっても十分お金を取れるぐらいのレベルで、何だかハイレベルで優良な英会話のレッスンを無料で受講した気分でした。

その時、久しぶりに英語のネイティブ・イングリッシュ・スピーカーと何時間も喋り続けたせいか、私の眠っていた「英語脳」にスイッチが入って、それから数日間は、例えば、歯を磨いている時に、ふと頭に浮かんだことなどを無意識的に英語で考えたり、まだBさんと会話を続けているかのように、まるで彼に何かを説明しようとしているかのように英語で独り言を言ったりしていました。

アメリカ留学時代には、日本語から切り離されて英語だけで考えている時間というのも多々あったのですが、その数日間は、まるで留学していた頃に戻ったような、自分でも上手く説明が出来ないのですが、何とも不思議な感覚に囚われていました。

後日、その話をAにしたところ、「お前さぁ、今も毎日英語勉強しているんだろ?だったら、いつもそんな感じじゃないの?」と言われました。

ところが、普段の英語学習では「英語脳」が持続するってことは(少なくとも私の場合は)ないんですよ。

例えば、TOEICや英検の対策本も含め、日本で出版されている英語学習書の解説などは日本語で書かれているのですから、英語脳にはなりません。

普段の英語学習において、日本語を完全に排除するとなると「海外出版社の英語学習書・英文雑誌・英文ニュース記事など」+「英英辞典」のみという環境を用意するほかないでしょう。

また、英語のニュースを聴いたり、洋書を読んでいる間は、確かにその時は(途中で未知語などを辞書で調べたりしなければ )、日本語をほぼ排除した状態になっていることはありますが、その後、思考回路はすぐに日本語モードに戻ってしまいます。

ところが、ネイティブスピーカーのナチュラルスピード&リズムの英語に合わせて話している時というのは、無意識的に相手の話を聴き取ることに集中していることもあってか、私の場合、頭の中に日本語が入ってくる余地がほとんど無い状態になっています。

強いて言えば、会話の中で、英語で上手く表現出来ない時に、ふと「日本語→英語の適切な表現はないものか」と考える瞬間があったり、その場でオンライン辞書や、電子辞書を手に取って調べたりもしますが、たとえ英和辞書や和英辞書で調べても、その調べた結果を、相手に英語で説明することになるので、瞬間的に英語モードに戻ります。

そういった意味では、ネイティブとの会話というのは、ある程度英語が話せる人にとっては、一瞬で「英語モード」・「英語脳」のスイッチを入れるという効果があると思います。

当時を振り返ると、自分のスピーキング力は、アメリカ留学中がピークで、その後、海外(非英語圏の国)で、ある程度は英語を使う職場にいましたが、仕事に追われ、数年かけて緩やかに低下していきました。

しかしながら、そのホームパーティーで、ネイティブと数時間喋り続ける機会を持ったことによって、眠っていた私の「英語脳」が強く刺激され、目覚めさせられたようで、上述のとおり、数日間は、ふと頭に浮かんだことなどを無意識的に英語で考えたり、まだBさんと会話を続けているかのように、英語で独り言を言ったりしていました。

私自身の経験から、英語のスピーキング力を鍛えるには、やはりネイティブとの継続的な会話に勝るものはないと思っています。

現在の日本の英語学習環境について思うこと

ここ数年は、コロナ禍ということもあり、海外旅行を控えたり、留学を諦めたり、延期した人もいることでしょう。

また、海外からの旅行者や留学生の数の減少もあり、日常的に英語を話す環境にある職場で働いている人などを除けば、日本社会全体で考えると、個人が英語を話す機会・時間は確実に減っていると思います。

しかし、今の時代、「英語が話せるようになりたい」、「英語のスピーキング力をブラッシュアップしたい」ということであれば、コロナウイルスの感染を心配することもなく、従来の英会話スクールよりも低価格で学べて、通学も不要な、学習効率の良い「オンライン英会話」・「オンライン英会話コーチング」・「英会話学習動画」・「オンライン英会話教材」など多種多様なサービスが存在するので、やる気があれば、いくらでもどうとでもなります。

私はアメリカでの語学留学と四年制大学編入・卒業をしていて、その後、非英語圏の国ですが海外で仕事をして、今も英語学習を継続しているので、現在は英語を話す機会がほとんど無くなったとはいえ、外国の方との英語でのコミュニケーションは問題ありません。

しかし、当時の日本人留学生仲間でも、特に語学留学のみで、帰国後に英語を全く使う機会のない仕事に就き、その後、英語学習も続けていない場合、今では「留学した意味が無いんじゃない?」という残念なレベルの人もいます。

その一方で、今の若い世代の人たちの中には、留学経験無しでも、留学経験者と同等かそれ以上に英語ができる人が増えてきていることを実感しています。

それは、私が留学していた頃に比べて、インターネットとその周辺のテクノロジーの発展・普及によって、①英語学習に関する有益な情報が簡単に手に入り、②英語の学習環境が飛躍的に向上していることが、大きな理由であることは明白な事実です。

また、英語教育関連事業に携わる英語講師など、英語を教える側の人たちのレベル、スキルが、一昔前に比べて圧倒的に高くなっていることも、英語学習者のレベル向上に大きく貢献している大きな要因だと思われます。

しかし、日本人の英語力は、世界最低レベルだった昔に比べれば、少しは向上していますが、それでも未だに世界的にみれば「低い」ままです。

世界最大の英語能力指数ランキング「EF英語能力指数(EF EPI)」の第2021版によれば、日本のランキングは、78位(112か国および地域中)、アジアでの順位は、13位(24か国および地域中)となっています。

英語能力指数 | EF 英語能力指数 | EF 日本
第11版EF 英語能力指数 (EF EPI)は世界113カ国と領土の成人を対象とした英語能力に関する調査をもとに英語を第 2 言語とする各国の英語力レベルの世界ランキングです。


私個人としては、ニュース記事や研究データなどを読んだり、自分の身の回りを見渡してみると、今の日本では、経済格差・教育格差など様々な格差・不平等の影響もあってか、特に10代〜30代の若い世代の人たちの間で「英語が出来る人と出来ない人の差が、どんどん拡大している」ことを強く感じます。

以上、「ネイティブとの会話についての私の経験談」と「現在の日本の英語学習環境について思うこと」でした。

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