【おすすめ英単語帳】DUO3.0【前編】

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単語・熟語

【本記事の対象英語レベル:TOEIC390点以上;英検準2級以上】

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今回は、おすすめの英単語帳DUO3.0をご紹介します。

「DUO3.0」は、Googleなどの検索エンジンで「DUO3.0」のキーワードで検索すれば、その活用法・勉強法などについて紹介しているブログ記事や動画の検索結果が数多くヒットする程の超有名な英単語帳です。

Amazonの「英語の単語・熟語部門の売れ筋ランキング」 では常に上位に入る、ベストセラー & 超ロングセラーの単熟語帳です。

「DUO3.0」は、2000年3月発売以来、20年以上経った今でも売れ続けている単語帳であり、その事実が、如何に多くの英語学習者たちに支持されているかを物語っています。

DUO 3.0

「DUO3.0」の特長

① 学習効率が良い

「DUO3.0」は、日本の「いろは歌」をヒントに、現代英語の重要単語1572語と重要熟語997語を重複なしで560本の英文に凝縮させている点が最大の特長です。

「1単熟語に対して1例文」の一般的な単熟語帳と比較して、DUO3.0は「約5単熟語に対して1例文」に凝縮されているので、収録語数に対して例文を読む負担が約1/5であり、例文を覚えようとする場合も負担が約1/5となり、学習効率が非常に良いです。

例)以下の1例文に、重要単語4語・重要熟語2語が含まれています。

Medical breakthroughs have brought about great benefits for humanity as a whole.
医学の飛躍的発展は人類全体に多大な恩恵をもたらしてきた。

重要単語4語(medical / breakthrough / benefit / humanity )
重要熟語2語(bring about… / … as a whole)

② 例文が秀逸

これこそ、私が「DUO3.0」で一番評価している点なのですが、例文が秀逸です!

DUO3.0 の前書きの中で、以下の記載があります。

■暗記する価値のある英文■

重複なしで組み合わせても、英文が不自然でぎこちなかったら意味がありません。

DUO3.0のすべての見出し英文は、米国の大学教授3名を含む15名のネイティヴと共に完成させた「暗記する価値のある英文」です。

上述のとおり、DUO3.0 の最大の特長である「現代英語の重要単語1572語+熟語997語を重複なしで560の基本例文でマスターできる」というのは、確かに画期的な点であり、他の単語・熟語集に比べて、語彙を増やす為に例文を読む負担が大きく軽減されますので、本当に合理的です。

しかし、私が何よりも驚いたのは、普通にネイティブスピーカーとの会話で出てくるような自然な例文です。

他の英単語帳の中には、不自然な例文や、無味乾燥でつまらない例文が多く収録されているものもありますが、DUO3.0には「思わず笑ってしまうような砕けた会話」を含め、頭にすんなりと入ってくる、平易で自然な例文が、数多く収録されています。

米国の大学教授3名を含む15名のネイティヴと共に完成させた「暗記する価値のある英文」というのも伊達じゃないですね。

留学経験がある私からしても、DUO3.0の例文は、ネイティブスピーカーの普段の会話に出てくるような表現が満載ですから、この560本の例文を覚えたら、日常英会話に困らないぐらいのレベルになると思います。

DUO3.0と副教材のCDで毎日学習を続ければ、TOEIC・英検・TOEFLなどのリスニング対策にもなるでしょう。

DUO 3.0 / CD復習用


DUO 3.0 / CD基礎用


DUO3.0の語彙レベル

「DUO3.0」の説明によれば、見出し語2569語見出し語以外の掲載語(派生語・関連語・同意語・反意語)で対応できる範囲は、以下のとおりです。

大学入試・・・偏差値58〜65程度
英検・・・準1級
TOEIC・・・600点〜780点
TOEFL(iBT)・・・60点〜90点

① DUO3.0と大学入試

インターネットで検索すると「DUO3.0は大学受験用の単語集としては向いていない」という意見もちらほらと見受けられます。

その一方で、受験生の間で人気の単語集の1冊であるというのも、また事実です。

確かに「DUO3.0」は、大学入試用に特化して作成された単語集ではないので、大学入試問題には出題されないような単語が掲載されていたり、逆に、大学入試で出題される単語で掲載されていないものもあったりします。

1994年の発行以来「DUO」が目指してきたものは「世界で通用する英語教材」とのことで、実際に英語圏で頻繁に使われている重要単熟語を選定しています。

そのようなわけで、「DUO3.0」に収録されている単語・熟語と大学入試問題で出題される単語・熟語との間に、ある程度のギャップが生じることは、当然と言えば当然でしょう。

受験生であれば、大学受験に特化した定番の単熟語帳を1冊完璧にやり終えた後に、まだ余裕があるのであれば、2冊目、3冊目の単熟語帳として「DUO3.0」を選ぶのがよいと思います。

大学入試の為に必要な単語・熟語を覚えるだけでなく、その先を見据えて、本当に使える単語・熟語を身に付けたいと願うのであれば、DUO3.0は極めて有用性の高い単熟語帳です。

受験生がDUO3.0を手に取って勉強しておいて、将来的に損はないと思います。

② DUO3.0と英検

英検2級までの語彙レベルであれば、DUO3.0だけやっておけば、十分カバー出来ます。

ネット上では、「DUO3.0では英検準1級の語彙レベルには足りない」というような意見もあります。

確かに、本書の見出し語だけでは不十分だと思いますが、見出し語の派生語・関連語、同意語・反意語(つまり、見出し語だけでなく、本書に掲載されている全ての語彙)まで覚えれば、対応可能だと思います。

英検準1級の語彙問題にはDUO3.0に掲載されていない単語が出題される可能性もありますが、高得点での合格を目指すのでなければ、十分でしょう。

実際、英検も準1級レベルになると、英検準1級対策に特化した英単語帳を勉強したところで、その単語帳に掲載されていない単語も出題されます。

ただ、正直なところ、英検準1級合格だけを当面の目標として英語学習をしている人には、DUO3.0ではなく、英検準1級対策に特化した他の単熟語帳で勉強されることをおすすめします。

③ DUO3.0とTOEIC

TOEICについては、「DUO3.0」での対象範囲とされている、TOEIC:600点〜780点は十分いけます。

私自身は、TOEIC 800点以上の時にDUO3.0を使い始めました。(その理由は、TOEICスコアを上げることだけが目標ではなく、DUO3.0の例文が自分の英語力の向上につながると思ったからです。)

但し、TOEICスコアを上げることを最優先に英語学習をしている人には、やはりTOEIC対策に特化した英単語帳をおすすめします。

④ DUO3.0とTOEFL

TOEFLについてですが、 「DUO3.0」がカバーするとしているTOEFL60点〜90点は、アメリカの場合、コミュニティーカレッジ(二年制大学)及び、(一部の難関大学を除く)多くの四年制大学に入学出来るぐらいのスコアだと思います。

つまり、アメリカの大学院と難関大学以外で要求されるTOEFLスコアであれば、DUO3.0でカバー出来るということになります。

しかし、アメリカの平均的なレベルの四年制大学に入学できる程度のTOEFLスコアを目指すのであれば、TOEFL対策を始めるにあたって、その基礎固めにはDUO3.0が適していると思いますが、その後で、TOEFL対策用の単語帳も使うことを個人的にはおすすめします。

何故なら、TOEFLでは、その目的・性質上、アカデミックな難単語が多く出題されるので、DUO3.0では、やや不十分と思っているからです。

DUO3.0は海外生活予定者に大変おすすめ

「ワーキングホリデー」、「留学」、「海外就職」、「駐在員としての海外勤務」など、これから海外で生活する予定の方々にこそ、個人的には「DUO3.0」を大変おすすめしたいです。

その理由は、既に書きましたが、「DUO3.0」は、例文が秀逸で、ネイティブスピーカーの普段の会話に出てくるような自然な英語表現が満載だからです。

海外渡航前に、DUO3.0の「560本の基本例文」を覚えることは、(特に海外生活が初めての人にとって)現地でのネイティブスピーカーとの日常会話の大きな助けになるはずです。


Bitly
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次回は、「DUO3.0の副教材」と「DUO3.0を使った私の勉強法」をご紹介します。


Let the morn come, and comes the meat with it.
明日は明日の食べ物を持ってくる(明日は明日の風が吹く)


英単語暗記プログラム「ボキャビルダー (Vocabuilder)」
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