【本記事の対象英語レベル:TOEIC390点以上;英検準2級以上】
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英検2級攻略法の第2回目です。
今回は、「英検2級合格に向けての心構え」について書きます。
今回の内容は、社会人で英検2級合格を目指している人、特に大人になってから英語を学び直している人に向けたものになっています。
英検2級合格のための具体的な勉強法の以前に、事前の心の準備として、是非とも読んで参考にしていただきたいことをご紹介します。
① 英検対策学習に集中
英検2級に最短で合格したいのであれば、合格するまでは、英検対策だけに的を絞った英語学習に集中することを強くおすすめします。(但し、高校3年間で習う範囲の文法事項をすっかり忘れてしまっているという方は、英検対策学習を始める前に、基礎的な高校英語の英文法の総復習が必要です。)
ほとんどの社会人の方は、一日の時間の大半を仕事や家事、育児などに費やしているので、自由に使える時間は少ないと思いますので、英検の試験対策以外の英語の勉強をしていると、英検合格という目的からは遠回りすることになってしまいます。
従いまして、英検2級合格を当面の目標とするのであれば、合格するまでは、英語の勉強を英検2級の試験対策のみに絞ることで、「英検2級合格」という明確な目的に自然とフォーカスすることになり、学習期間中のモチベーションが保ちやすく、挫折しづらくなり、その結果、最短合格に繋がります。
② 試験日から逆算して英検対策学習の予定を立てる
上述のとおり、社会人の方は、仕事や家事・育児などに多くの時間・体力・労力が費やされるので、なかなか予定通りに勉強を進めるのが難しいこともあるので、自分なりに頑張っているのであれば、たとえ勉強が予定通りに進まなくても、そのこと自体にストレスを感じてイライラしたり、自己嫌悪に陥ったり、自分を責めたりせずに、良い意味で少し開き直って、淡々と勉強する方が、精神衛生上も良いですし、結果的に勉強も捗るはずです。
社会人の方の場合は、予め、予定通りに勉強が進まなくなることも想定の範囲内として、英検の試験日から逆算して、時間的にゆとりのある学習スケジュールを立てることをおすすめします。
いずれにしても、試験日から逆算して、学習スケジュールを立てることは重要です。
試験日までに、どの教材を終わらせるか、或いは何回繰り返すか、といった具体的な学習スケジュールを立てておけば、試験日までの学習の過程で、例えば、「このペースでは試験日までに予定通りに終わらない」といった状況も見えてくるので、その都度、予定を修正するといった、現状を把握した上での現実的な調整が可能になります。
そして、もしも途中で、予定通りに進まなくても、(時には気合で乗り切ることも大事ですが、)ある程度割り切って、自分の中で優先度の高い学習項目からやっていき、優先度の低い学習項目は試験日までに終わらなかったとしても、そこは「仕方ない」と諦めることも必要です。
③ 自分にできる限りの試験対策・準備学習をして本番の試験に臨む
少し精神論的な話になりますが、自分にできる限りの試験対策・準備学習をした上で試験に臨んで、その結果、不合格となった場合は、「合格するためには、まだまだ自分の実力が及ばなかった」と納得して、次に向けて前向きに頑張れるものです。
一方、あまり勉強をせずに受験して不合格になった場合は、「英検2級に合格する為には、現在の自分の英語力ではどのくらい足りていないのか」を把握することができないですし、精神的にも、一生懸命に努力できなかった自分に対して、自己嫌悪と敗北感しか残らないと思います。
そのようなわけで、英検2級合格を目標にするからには、試験日までの勉強において、自分のベストを尽くして、本番の試験に臨みましょう。
④ 合格するまで諦めない
これは、「既に英検準2級に合格している」、または、「英検準2級と同等以上の英語レベルにある」ことが前提条件ですが、一度、英検2級合格を目標と決めたのならば、受験した結果、不合格となっても、強い気持ちを持って、英検2級に合格するまで諦めないで勉強し続けることを強くおすすめします。
何故ならば、英検2級と英検準1級の差に比べれば、英検準2級と英検2級の差は、それほど大きなものではないので、英検準2級に合格している、または、それと同等の英語力がある人であれば、英検2級合格というのは、それほど達成するのが難しいことではないからです。
つまり、せっかく英検2級対策の勉強を始めたのに、一発合格できなかったという理由で諦めてしまうのは、非常にもったいないということです。
⑤ 【番外編・おまけ】自分にご褒美を用意する
自分に鞭打つだけでは、勉強のモチベーションが上がらない人は、自分自身に飴も用意してみましょう。
「馬(=自分)の目の前にニンジンをぶら下げて走らせる」ということです。
つまり、目標達成(=英検2級合格)した時のご褒美を予め決めておくのです。
ご褒美は、例えば、「以前からずっと欲しいと思っていたものを買う」とか「行きたかった場所に旅行する」とかです。
これは、英検2級対策の英語学習をしていて、様々な理由で勉強のモチベーションの維持が難しい人に特におすすめの方法です。
もちろん英検2級合格まで、勉強のモチベーションをしっかりと維持できる人も、合格した暁には、自分自身に何かご褒美をあげてみてはいかがでしょうか?
自分の場合は、英語の資格試験に限らず、自分にとって、ある程度難易度の高い具体的な目標に対して、それが達成された際には、自分にご褒美を与えることにしています。
逆に、目標が達成できなかった時は、当然ご褒美はお預けです。
このようにすると、目標が達成できなかった時でも、ひどく落ち込んだり、諦めたりせずに、さっと気持ちを切り替え、次回に向けて目標達成の為に、再始動できると思います。
自分にとって、物凄く嬉しいご褒美を決めておいて、それを目標達成できた場合にのみ、自分に与えることで、資格試験の勉強などもゲーム感覚で楽しむことができるようになるので、一度試してみては如何でしょうか?
次回からは、英検2級合格のための具体的な勉強法・攻略法をご紹介していきます。
Possession is nine points of the law.
占有は九分の所有権(預かり物は半分の主)